食事から栄養が摂りにくくなった現代人

人間は、普段口にする食べ物から必要な栄養成分が摂取できるように進化してきました。
民族によっても必要な栄養素の種類には多少の違いがあり、気候、風土、採れる食べ物などによって人間が環境に合わせて進化してきたことを裏付けます。

例えば稲作文化の長い日本人は、欧米人に比べて腸が長くなっています。これは穀物を消化するため、日本人が独自に進化してきた結果といえるでしょう。
また、日本人の体質には最適な栄養成分があり、過剰に摂取することが逆に体に負担をかける成分もあります。 民族、気候などの違いにより必用な栄養成分の量も違ってくるといえます。

では、どんな食事なら、日本人にあった必要な栄養成分が取れるのでしょうか。それは伝統的な和食です。
このほど健康的な食事として「世界無形文化遺産」として登録されたことで話題になりましたね。
これまで日本人は穀物や野菜、海草、魚、大豆などをバランスよく食べ、3度の食事から日本人に必要な栄養成分を過不足なく摂ることができました。

しかし現代では食事の欧米化が進み、日本人にあった栄養素がとりにくくなっています。
例えば、朝はご飯に味噌汁、魚に漬物の献立だった場合、味噌汁からは大豆と野菜など、魚から良質な脂質、ミネラル、漬物からは乳酸菌などが摂取できました。
現代ではパンとコーヒー、目玉焼きやウインナーなど洋食に傾き、自然と摂取できていた大豆(イソフラボン)や糠(乳酸菌など)なども摂取する機会が減ってきています。

さらに、外食が非常に多くなり、過剰な塩分を排出してくれるカリウムやマグネシウムなどのミネラルを摂取する機会も減っています。お昼は外食という日本人は現代ではとても増えましたね。
このようなことから現代人は体にあった栄養素がとりにくいのです。
くわえて、身体的精神的なストレスの多い現代社会では、細胞のパートナーである栄養成分は今まで以上に重要な存在になっているのです。